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地盤調査

新たな現場の地盤調査が行われました。
スウェーデン式サウンディング試験にて細長い鉄製のロッドを貫入して、どんな地層なのか、どのくらいの深さで支持力が出るかなど土の中を調査します。
いわゆる土地の身辺調査ですね。
見れないモノを調べるのって大変ですがとっても重要。
比較的地盤は良いとされる地域ですが、過去に土石流があったということで大きな石がゴロゴロしていたりというのはよくある話。
また盛り土や埋め土であったり、さらには掘ってみたらゴミが埋めてあったり…なんてこともあります。
そういった地中障害をある程度事前に把握しておくことも重要な事ですし、それによって基礎の規模も金額も変ってきます。
また標高が高く寒冷地でもある地域で重要な要素のひとつに“凍結深度”があります。
この地域は冬場になると土が凍ります、そして標高が高くなればなる程深く凍ります。
冬どこまで深く地面が凍るか標高ごとに基準値があり、土が凍らない深さまで基礎を深くしなければなりません。
それを知らずにもしくは無視して工事をした結果、冬場凍った土に基礎が押し上げれて最悪建物が傾くってこともあります。
そういうこともあって街中で建設するより基礎が大きくなり、当然コストも大きくなってしまうのです。
基礎とは文字通り建物の“基礎”となる重要な部分、しっかりとした計画と施工が肝心です。
土地の身辺調査をしっかりし、それにそった計画を立て、さらにその地域の事情を良く知っている信頼出来る業者に依頼するってが重要です。

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