いつもは広く、時には小さく。

Concept04

いつもは広く、時には小さく。  「一家が集まる大黒柱のある家」

『一家が集まって楽しめるような山の家をここに作って欲しい。』建主様から最初にいただいたリクエスト。
娘さん、息子さんのご夫婦とお孫さんたち、仲の良い奥様のご姉妹のご夫婦と一緒に滞在してもゆったりを過ごせる広さと、それぞれ別々に就寝できる個室があればあとは任せるということでプランニングをしたお宅です。
とは言えたまに週末を過ごす為だけにただ大きい建物を作ってもどうかと思い、襖や障子をうまく利用し空間を仕切ることで空間をアレンジ出来る仕組みを提案。
普段は広々とした大きなワンルームのようにお使いいただき、時々の状況に応じてロフト付き8畳、6畳、小上がりの4畳半というような個室としてお使いいただけるようにしてみました。
また木組みの見える天井の高い開放的な空間の真ん中に一家の象徴である旦那様をイメージして八寸角の大黒柱を据えてみました。

  1. 建築概要
  2. 仕様
  3. 間仕切り
  4. キッチン
  5. 設備・家具
  6. 暖房設備
  7. こだわりポイント

「一家が集まる大黒柱のある家」

  • 建設地:山梨県北杜市大泉町
  • 建築面積:114.04㎡(34.49坪)
  • 延べ床面積:111.80㎡(33.82坪)
  • 主用途:一戸建ての住宅
  • 構造:木造・在来工法・平屋建て

メンテナンスミディマムと自然素材

外装は将来のメンテナンスを最小限にして欲しいということで、木目調のサイディング張り、屋根はガルバリウム鋼板になっています。
一部玄関先の目隠し壁にはタイル張りにしてアクセントを付けてみました。

内装に関しては天井は無垢のパイン材、壁は腰壁は無垢のパイン材にワックス仕上げ、腰から上の壁は珪藻土塗りとしてます。
床材は30mm厚の幅広の無垢のパイン材に米ぬかワックスを塗りました。この米ぬかワックス、ラベンダーの香りのするちょっと素敵なワックスです。

外部は出来るだけメンテナンスの掛からない材質、内部は肌触りのいい天然素材を中心にと考えた仕様です。

空間を分ける引き戸


普段は開放的な広々としたワンルームとしてお使いいただき、それぞれ障子や襖を閉めることによりLDKに隣接する8畳、6畳、小上がりの4畳半の3つの異なるタイプの個室が生まれます。
時々に応じてそれぞれ家族、ゲストの人数に合わせて個別の空間でゆっくりしていただくことが可能です。
また8畳の個室にはロフトが付いています。

シンプルなI型キッチンと創作家具の組合せ


シンプルなI型キッチンとオリジナルのワークテーブルと両面ハッチの食器棚を組合せたセミオープン型のキッチンになっています。
シンプルな構成でシンプルな動線であれば作業も楽に楽しく出来ると思います。
ワークテーブルはキッチン側は下にはゴミ箱等を置けるように、ダイニング側には物が置けるような仕組みになってます。
また両面ハッチの食器棚にはキャスターワゴン式炊飯器置きをセット、ご飯が炊けたらそのまま炊飯器とその下にお茶碗等を入れてダイニングまで持っていけます。

別々に作る、オリジナルで作る。

お風呂は一坪サイズのユニットバス。
洗面脱衣室には洗濯機置きを配備、キッチン側からも居間側からも出入りが出来ます。
お住まいのご自宅にも合わせ、旦那様のたっての希望で通常のトイレの他に男子専用の個室トイレを設置してます。

キッチン廻りの家具の他、玄関の下駄箱や脱衣室の出入りの目隠し代わりの飾り棚とパソコン等が使えるデスクなどオリジナル家具で設えました。

また玄関脇には土足で出入りできる一坪の納戸、キッチンの脇には一坪の食品庫があります。

ペレットストーブ

薪の入手と管理が面倒、でも炎のある暮らしはしたいということでペレットストーブを採用しました。
薪ストーブは確かに憧れますしとても良いですが、現実問題燃料になる薪の入手と管理は大変だったりします。
それでも灯油等の一般的な暖房器具はちょっとという方にはこのペレットストーブは選択肢のひとつになると思います。
また電気式の温風タイプで輻射熱式ではありませんが、煙突工事も要らず手軽に設置できるので、街中でもご利用出来ると思います。

八寸の大黒柱


何と言っても家の真ん中に設置され棟木を支えている八寸角(約24cm角)の大黒柱です。
一家の絶対的存在である家長の旦那さんをイメージし、広い室内でも存在感のあるシンボル的なモノとして一番最初にプランに組み込みました。
柱建てする前には棟梁が丁寧に手カンナで仕上げてくれました。
展示会で評判が良かったモノだけのことがあり、カンナをかけてみたら見事な木肌と木目が。
他所では使う現場が無くなかなか売れず行き場がなかったとか。
このお宅に納まるって縁があったのかもしれません。

PAGE TOP