【指矩-さしがね】
大工さんの道具といえば金づちとカンナがまず思い出されますが、もう一つ真っ先に思い出すのがL字に曲がった定規であるこの「指矩」。
「指金」と書いたり「矩尺(かねじゃく)」と言ったりもしますがどれも同じこのL型の金物の定規を指します。
大工さんはこれで長さや幅、厚みや直角を測るだけでなく、勾配を出したり、曲線まで描いたりします。
これ一つで墨付けして階段の「ささら板(踏み板を支える斜めの板)」を加工していくさまは見事です。
従来通り尺貫法の目盛りのものとメートル法の目盛りのものとありますが、周りの大工さんたちは尺貫法のものを使う方がまだまだ多いですね。
ですので打ち合わせの際、頭の中で寸法を変換して話さなければならないのがちょっと大変ですが(^^;)
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