八ヶ岳南麓もあちこちの水田に水が張られ、そろそろ田植えの準備。
天気はイマイチパッとしませんでしたが、我が家も夏野菜の苗の定植をしてきました。
ウチが野菜作りを始めた頃、このあたりの地元の方々に『苗植えはカッコーが鳴いてから』と教わりました。
カッコーがなく頃にはもう遅霜の心配もないからだということです。
一般に立春の日から数えて88日目以降は、もう「遅霜」の降りる心配がなく、それを【八十八夜の別れ霜】と言うのだそうです。
しかしながら標高の高い地域等では、5月半ば頃まで泣いても泣ききれない程の大きな「遅霜」の被害が発生することがあり、それを【九十九夜の泣き霜】というのだそうです。
確かに毎年この時期、絶対って言っていいほど霜が降りるほど冷え込む日がありますし、過去に我が家もまさにこの“泣き霜”を実体験しせっかく植えた苗を全部ダメにしたとこもありました。
『苗植えはカッコーが鳴いてから』といいこの「九十九夜の泣き霜」といい、先人たちは実にうまいことを言います。
畑に限らず生活や住まいについても、こうした先人たちの生活の中の経験からくるこのてのリアリティのある“ことば”にはやはり従っていた方がいいのかもしれません。
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