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大根のおろ抜き

台風の襲来、ネキリムシの被害を無事切り抜けた大根がだいぶ大きくなってきたので間引きをしてきました。
地元のおっちゃん、おばちゃんたちはこれを“おろ抜き”とも呼んでいます。

大根に限らないないのですが、野菜の苗や種を植えるときは生育不良や虫害、天候等の影響を考慮して最低2株植えておきます。
そうしておけばよっぽどのことが無い限りどちらかが育ちますから、まあ何かあった時の保険のようなものですね。
野菜は植え時を逃すと生育に大きく影響しますので、全滅してタイミングを逃すことが無いようにこんな感じで保険をかけるわけです。
と言いながら実は左の写真の芽はネキリムシの被害を受けて二株ともダメになっちゃったところへ改めて種を追い蒔きして発芽したモノなんですけどね。
でも見て解る通りこれだけ生育に差が出ますし、これからどんどん寒くなる季節にはこの様に生育が遅れれば遅れるほど致命傷になります。

で、大きくなった二つの株をよく見比べてどちらか一株を抜くわけですが、これが毎度とても悩みどころなんです。
基本小さいとか曲がっている方を抜く様にしているんですが、なにぶん本体の大部分は土の中にあるので実は中は立派だったとか、真っ直ぐにきれいに伸びていたとかってこともしばしば。
またその後の生育状況も分からないし、土の中に石の様な硬いものが伸びていく方向にあったりすれば二股大根になってしまいますし、ある種毎度ギャンブルです(笑)
ちなみに左の写真は成功、右はもしかしたら失敗ってパターンです。

面白いことに“おろ抜き”が終わりライバルがいなくなると、残った方は一気に大きくなります。
やっぱり縄張りを独り占めできると気持ちがいいんでしょうか(笑)
何はともあれ今年もいい感じで育ってくれそうです。
そして“おろ抜き”した大根もお浸しや炒め物、味噌汁の具としてちゃんと美味しく頂けます。
今回はこのまま蒸して、温野菜サラダにしてドレッシングで食べようかと思います。
こういう市場に出ないイレギュラーな野菜は自分で作っているからこそ食べられるもの、そこも野菜つくりの醍醐味です。
また採り頃を迎えた秋茄子も焼いただけでとろけるような食感と甘さでまるで焼き芋のような感じで、何も付けずに食べても美味しいですし、むしろ何もいらないです。
野菜つくり楽しいですよ。

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