これから始まるプロジェクトの地盤調査をするため敷地に建物の位置を出しをしてきました。
今日は日曜日ですが個人事業主に“働き方改革”の文字はありませんので(笑)
まずは基準となる線を出して次に重要なのがその基準線に直角になる線を出すこと。
これを現場では【矩(かね)を振る】とか【矩を出す】とか言います。
実際に工事を始める際には「トランシット」という正確な角度を見ることが出来る計測機器を用いますが、今回のようにそこそこ正確な位置を出す場合には【三平方の定理】を活用します。【三平方の定理】そう3:4:5の比率で直角三角形を作るあれです。別名【ピタゴラスの定理】。
現代のような計測機器が無かった太古の昔は人類はこういう定理を活用して遺跡や建物を建てていたはずです。
逆に言うとそう言った精密機械が無くても正確に大きな建物を建ててた訳ですから凄いと言わざるを得ませんね。
そしてこういう定理を導き出した人は本当凄いと思います。最初何をどうひらめいたのか聞きたいくらいです。
中学生の時、これって将来何かの役に立つのかなぁと思っていましたが、知っていればちゃんと役に立ちます(笑)
今回もほぼ正確に建物の位置出し出来ました。
ちなみに写真の三角定規はイメージです、実際には使っていませんよ(笑)
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