八ヶ岳南麓もあちこちで田植えが始まりました。
我が家も例年よりちょっと遅くなりましたが夏野菜の苗の定植作業をしてきました。
ウチが野菜作りを始めた頃、このあたりの地元の方々に『苗植えはカッコーが鳴いてから』と教わりました。
カッコーがなく頃にはもう遅霜の心配もないからだということです。
一般に立春の日から数えて88日目以降は、もう「遅霜」の降りる心配がなく、それを【八十八夜の別れ霜】と言うのだそうです。
しかしながら標高の高い地域等では、5月半ば頃まで泣いても泣ききれない程の大きな「遅霜」の被害が発生することがあり、それを【九十九夜の泣き霜】というのだそうです。
確かに五月半ばまでは冷え込む日もありますし、過去に我が家もまさにこの“泣き霜”を実体験しせっかく植えた苗を全部ダメにしたとこもありました。
ですので今でも毎年先人たちの生活の中の経験からくるこのてのリアリティのある“ことば”には従ってきました。
しかしそのカッコーが今年は一向に鳴かないのです。
例年だと決まって15日前後には鳴くはずなんですが、今年はさっぱり耳にしません。
この時期は「カッコー鳴いた?」が会話によく登場するんですが、皆一様に「今年は鳴かないね。」という声ばかり。
ここ数年毎年何かしら「今年はなんか変だ」と言っていますけど、ここまでカッコーが鳴かないのは初めてだしやっぱり気持ち悪いです。
まあこんな変化も田舎に暮らしていたり野菜作りとかをしているからこそ判る話なんですけどね。
何はともあれ、あとは異常気象が無いことと植えた苗たちが無事に育ってくれることを祈るのみです。
ちなみに先月末に植えたジャガイモは無事発芽しました。
やはり“インカのめざめ”より“デストロイヤー(グランドペチカ)”の方が勢いがいいですね。
この記事へのコメントはありません。